その状況と比較すると「企業研究と自分磨き」をする機会は大幅に増加している。
しかし、大学一年生からインターンシップを受け入れている企業はまだ少数で、インターンシップからどれだけ採用につながったのかという、採用活動の成果を気にする企業が多いために大学三年生と大学院一年生のみを受け入れている企業が多いのが現状だ。
一年生からのキャリアデザィン講座などを積極的に展開している大学がある一方で、国立大学協会など大学三団体が、採用活動早期化の是正を求める要請を2008年七月九日に提出しており、大学側にもいろいろな意見がある。
このような状況を受けて、企業としては、あまり早期に学生と接触することを控え、大学三年生の夏休みにインターンシップ生を受け入れるというところに落ち着いているのが現状だろう。
そのため、大学一・二年生から自分のキャリアに対してアクティブに活動している学生は、就職活動生向けに開催しているセミナーやインターンシップに水面下で潜り込んでいるという状況になっている。
インターンシップの受け入れや、オープンセミナーの開催は増えているものの、実際に企業が学生の能力を判断して内定を出すというタイミングは、大学三年の二月から大学四年生の四月に集中してしまっている。
選考プロセスが早い企業では大学三年の十一月からスタートするが、二月から四月の三カ月は社会人並み、あるいは社会人を超える忙しさのスケジュールで就職活動を行わざるを得なくなっている。
学生との接触はインターンシップからスタートするものの、能力の判断や内定のオファーはせず、そのまま関係を構築しながら、一定の時期に多くの企業が足並みを揃えて選考プロセスを行い、同じタイミングで内定出しをしているのが、現在の就職・採用戦線なのだ。
大学、学部、文系理系、体育会系文化系、といった違いによって学生の忙しい時期が違っているにもかかわらず、実質的な就職活動は大学三年生の十月頃から四年生の四月頃の半年間で行わなくてはいけないという状況になっている。
企業は学生に対して、常時インターンシップのような「企業研究と自分磨き」の機会を提供し、希望者に対しては「選考試験」を実施していくべきではないだろうか。
早期のタイミングで最終的な内定出しをすることができなければ「最終面接受験可能評価パス(常に最終面接を受けられるパスこなどを出すというレベルでもいいだろう。
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